18年度選手権のラストです。

1月27日(土)

 

千駄ヶ谷にある東京体育館でおこなわれた全日本高等学校チアリーディング選手権大会に出場しました。

この大会は、昨年度、競技会に参加するようになって初めて準決勝に進出した大会です。今年度も準決勝進出を目標にして6月から半年間、みっちりと練習を重ねてまいりました。しかし、2-2-1のフルやパートナースタンツでのスイッチなど不安定な要素はすべて排除して、確実に、安定して成功できる技をメインにしました。

1曲目では、キャプテンのタンブリングときれいにリバティからヒールを4基あげて2基だけですがツイスト、コールでは、チーム史上初めて挑戦したトロフィーのトスアップを2基、1-1-1をステップアップですが3基同時あげを魅せるところとしました。2曲目では、これも初めてのバードから、ラストは2-2-3という構成でした。

今回は、早めに始動をしてたくさん練習をしました。その成果が出て、インフルエンザの大流行などのトラブルもありましたが、大会前には良い動きでパートナーやピラミッドの成功率も高くなり期待も高まりました。

迎えた大会当日、選手たちの表情も「自分たちはやれる」「やるんだ」という決意がみてとれる良いものでした。「エントリーNO26番・・・」いよいよ出番です。立ち上がりのバスケットトス、タンブリング、1-1-1のトスアップ、パートナーと完璧ではないにしろなかなかの出来栄えです。課題だった1曲目のラストもきれいに決めて、見せ所のコールへと突入しました。

・・・やはり、青マットの上では何が起こるかわかりません。トロフィー2基の場面、練習でもしたことのないような失敗がでてしまいました。選手は、そこであきらめずにたくさん練習してきた1-1-1の3基同時あげにチャレンジしていきました。トロフィーの失敗があとをひいてしまったのか、安定感がなく危険な落下をしてしまいました。

その後は、気持ちを切り替えてラストまでやりきりましたが、コールでの失敗は得点手面からみると痛手でした。今回は、難易度を捨てて同調性や安定感をもとめていたため、危険な落下は得点に響いてしまいました。

結果として準決勝にはいけませんでしたが、移動を含めた動きは今までの中で一番でしたし、ラストの2-2-3も安定してました。キャプテンのタンブリングや、元キャプテンの伸身など、チャレンジもしていました。さらに、トロフィーを失敗した後もあきらめずにやるんだという精神がありました。これらは、彼女たちの成長の証です。

大会では、目標を達成できませんでしたが、選手それぞれが成長してくれたことが「部」としてはうれしいことです。1・2年生は次の目標に向かって技術的にも人間的にも成長できるように努力を続けてくれるでしょう。3年生は、高校でのチアはこれで終わりですが、次のステージでそれぞれに活躍してくれることとおもいます。

悔しいおもいもありましたが、得るものも多かった大会でした。この積み上げられたものの更なる先を目指してこれからも努力を続けていきます。応援ありがとうございました。